【整う食の選択|連載ブログ】第2章           ~「手放す」ことから始まる体の整え方 |東京都豊島区で腰・肩・脚のお悩みはJCC池袋整体院へ

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腰痛,肩こり,頭痛,ストレートネック

【整う食の選択|連載ブログ】第2章           ~「手放す」ことから始まる体の整え方 

【整う食の選択|連載ブログ】
本記事は、電子書籍『食の選択=プラントベースというライフスタイル』につながる内容を、全4回の連載として紹介するものです。

・[第1章:体感と選択]整体師が30年菜食を続ける理由
・[第2章:整体×生理学]ほぐしても戻る痛みをどう考えるか(★現在の位置)
・[第3章:科学と環境]食の選択から、その先を考える
・[第4章:実践ガイド]無理なく始める食の選択
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「ほぐしてもすぐに戻ってしまう」その理由
─ 胃腸の状態と腰の重だるさを、どう考える?

マッサージや整体を受けると、その場では身体が軽くなる。

ところが、数日するとまた同じ場所が凝り固まり、痛みや重だるさが戻ってくる。

「なぜ、ほぐしてもまた戻るのだろう?」

当院でも、このようなご相談をいただくことがあります。

このとき、私たちはつい「硬くなっている筋肉」に目を向けます。 もちろん筋肉の緊張や関節の動きは重要です。しかし、身体は筋肉だけでできているわけではありません。

睡眠、活動量、ストレス、呼吸、食事、消化器症状など、さまざまな要素が重なって、身体の状態は変化します。

今回はその中でも、日常生活の中で毎日繰り返している「食べる」という行為に目を向けてみます。

食事そのものが腰痛や肩こりの原因だと決めつけるのではなく、食事と身体感覚の間にどのような関係があるのかを、一度観察してみようという視点です。

身体は、食べた後にもさまざまな仕事をしている

私たちは毎日、食事をしています。

食べ物は口から入り、胃や小腸などを通って消化・吸収され、必要な栄養素が身体のさまざまな場所で利用されます。 同時に、不要になったものは排泄されます。

つまり、「食べる」という行為は、口に入れたところで終わるわけではありません。

食事の量や内容、その後の消化の状態、食べる時間帯などによって、食後の身体の感じ方が変わることがあります。

例えば、

  • 食後にお腹が張る
  • 食べ過ぎると身体が重く感じる
  • 食後に強い眠気を感じる
  • 胃腸の調子が悪いと、全身の調子もすぐれない

こうした体感は、人によっても、その日の体調によっても異なります。

だからこそ私は、食事について考えるときに「この食べ物が悪い」と単純に決めるのではなく、食べた後に自分の身体がどう変化したのかを観察することを大切にしています。

「腸と腰」の位置関係から考えてみる

では、なぜ食事や消化器の状態を考えることが、身体の見方につながるのでしょうか。

ここで一つ知っておきたいのが、腰の深部にある腸腰筋です。

腸腰筋は、一つの筋肉の名前ではありません。一般には大腰筋と腸骨筋を中心とする筋群として扱われ、解剖学的には小腰筋を含めて説明される場合もあります。ただし、小腰筋はすべての人に存在するわけではありません。

大腰筋は腰椎の周辺から始まり、腸骨筋とともに股関節の動きや腰部・骨盤周辺の安定に関わっています。

そして腸腰筋の周囲には、腎臓、腸管など、腹部・骨盤内のさまざまな組織があります。

このように見ると、腰を考えるときに「腰の筋肉だけ」を見るのではなく、腰・骨盤・腹部・股関節などを一つの身体の中の関係として見ることには意味があります。

ここで大切なのは、「腸が疲れると腸腰筋が硬くなり、腰痛になる」と単純に結論づけないことです。

腹部の不調と腰の症状が同時に見られることがあったとしても、その関係にはさまざまな要因が考えられます。位置が近いことだけで、直接の因果関係を決めることはできません。

身体は「一つの原因」だけでは説明できない

整体の現場で身体を見ていると、一つの症状に一つの原因があるとは限りません。

例えば腰の重だるさがある場合でも、

  • 長時間の座り姿勢
  • 運動量の変化
  • 睡眠不足
  • 精神的なストレス
  • 呼吸や身体の使い方
  • 腰や股関節周辺の筋肉の状態
  • 食事や消化器症状

など、複数の要素が重なっている可能性があります。

そのため私は、身体を一つの原因に当てはめるよりも、

「何が起きているのかを観察する」
↓
「こうかもしれないと仮説を立てる」
↓
「できる範囲で試してみる」
↓
「もう一度、身体を観察する」

という流れを大切にしています。

食事を変えたら、身体はどう感じる?

ここで、食事についても同じように考えてみます。

例えば、いつも夕食をたくさん食べている人が、ある日だけ少し量を減らしてみる。

あるいは、一食だけ植物性の食品を中心にしてみる。

その翌日に、

  • 朝の目覚めはどうだったか
  • お腹の状態はどうだったか
  • 身体の重さはどうだったか
  • 食後の眠気はどうだったか
  • 仕事や活動の感じ方はどうだったか

そんな小さな変化を観察してみるのです。

もちろん、一日だけの変化から「この食事が自分に合っている」と結論を出すことはできません。 睡眠、仕事の忙しさ、運動量、ストレスなど、ほかの条件も変わっているかもしれないからです。

それでも、自分の身体を観察するきっかけにはなります。

「外側を整える」だけでなく、「生活全体を見る」

整体では、筋肉や関節、姿勢、身体の動きなど、身体の外側から確認できることを見ていきます。

一方で、日常生活に目を向ければ、睡眠、食事、仕事、活動量、ストレスなど、身体の状態に関わるさまざまな要素があります。

だからといって、腰痛や肩こりをすべて生活習慣のせいにする必要もありません。

大切なのは、身体を一部分だけに切り取って見ないこと。

腰を見る。 お腹を見る。 動きを見る。 呼吸を見る。 生活を見る。

必要に応じて視点を移しながら、最後にはもう一度、その人自身の身体に戻ってくる。

これが、私が整体の現場で大切にしている身体の見方です。

【まとめ】「戻ってしまう身体」を、もう少し広く見てみる

整体やマッサージを受けて身体が楽になったのに、しばらくするとまた元に戻ってしまう。

そんなとき、「もっと強くほぐしてもらおう」と考えるだけではなく、

「最近、睡眠はどうだっただろう?」
「仕事や生活の負担は増えていなかっただろう?」
「食事のあと、自分の身体はどう感じていただろう?」

と、少し視点を広げてみる。

その中に、自分の身体を理解するためのヒントが見つかることがあります。

今回お伝えしたいのは、「内臓が腰痛の原因だ」という答えではありません。

身体は、筋肉や骨格だけを見ても分からないことがある。

そして食事についても、「何を食べるべきか」という答えを急ぐのではなく、まずは自分が食べたものと、その後の身体の変化を観察してみる。

それが、今回の「食の選択」というテーマにつながっていきます。


【身体をもう少し詳しく見てみたい方へ】

腰や肩の痛みが続く場合は、食事だけを原因と考えず、姿勢や動作、睡眠、活動量なども含めて身体全体を見ていくことが大切です。

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次回は、食の選択をさらに広い視点から考えます。

「自分の食事を変えることが、周囲の環境とどのようにつながっているのだろう?」

健康だけを考えるのではなく、食料生産や環境、そして私たちの日常の選択について、一緒に考えてみます。

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